西部サービスグループは神戸市と大阪市を中心に産業廃棄物の中間処理を手掛け、 リサイクル燃料製造事業を通じて地球環境とエネルギー産業に貢献し、持続可能な 社会構築への一翼を担います。西部サービス株式会社と有限会社アルファフォルムは、それぞれに環境マネジメントシステムであるエコアクション21の認証を取得し、その取り組みを通してSDGsの達成に貢献致します。

西部サービスはSDGsの達成に向け取り組む企業として
「ひょうご産業SDGs推進宣言企業」として登録を受けています。
https://web.hyogo-iic.ne.jp/sdgs/

リサイクル率の紹介

資源が乏しい日本にとって、産業廃棄物処理は環境保全の意味合いだけでなく、経済安全保証の観点からも重要な資源を回収するという位置づけに変化しています。大切な資源を支えるインフラ工場として、西部サービスグループは限りある資源を可能な限り有効利用するために、日々リサイクル率の向上に取り組んでいます。

リサイクル率2025.2月

西部サービス
92

アルファフォルム
78

西部サービス株式会社
2024年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均
会社平均 74% 84% 88% 87% 87% 90% 91% 93% 91% 93% 92%   88%
処分方法別 破砕・圧縮梱包 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%   100%
破砕・減容固化 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%   100%
選別・破砕 65% 75% 70% 72% 59% 92% 75% 84% 75% 81% 89%   76%
有限会社アルファフォルム
2024年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平均
会社平均 84% 81% 78% 83% 82% 81% 83% 82% 81% 76% 78%   81%
処分方法別 減容固化 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%   100%
破砕・選別 130% 69% 31% 60% 54% 63% 90% 69% 88% 32% 28%   67%
  • 自社基準としてRPF、フラフ燃料、マテリアルリサイクル、有価物のみをリサイクル率としてカウント。焼却(サーマルリサイクル)などは除外。
  • 「選別・破砕」、「破砕・選別」のリサイクル率が100%を超えたり、極端に低くなる月がありますが、これは【当月のリサイクル搬出量/当月の搬入量】で算出されている影響です。(当月搬入分の翌月出荷やリサイクル燃料の在庫及び出荷時期などの影響からくる計算上の誤差。)

CO₂の発生量

サプライチェーン排出量
(Scope3の算定)

サプライチェーン排出量とは、事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量を指します。
つまり、原料調達・製造・物流・販売など、一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量のことです。
2050年カーボンニュートラルを達成するにあたり、まず最初にするべきことは、自社のサプライチェーン排出量を算出し、どの分野からの排出量が多いのかを把握することです。西部サービスグループは、サプライチェーン排出量(Scope3)の算出に取り組み、毎月の実績をホームページ上の「News」に公表しています。また自社で製造した石炭代替のリサイクル燃料における石炭対比でのCO2削減貢献量(Scope4)も算出し公表しています。

カーボンフットプリント

カーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Products)とは、製品やサービスのライフサイクルを通して排出される温室効果ガス(Greenhouse gas:GHG)排出量を、CO2排出量に換算した数値を指します。西部サービスグループでは自社で製造をしているリサイクル燃料(フラフ燃料、RPF)について、CFPの算定に取り組むことにより、将来的な排出量削減の方針の検討及び、需要家に対して、Scope3算定における1次データとして提供し、社会全体のCO2削減に貢献することを目的としています。

2023年度

西部サービス

フラフ燃料
0.054t-CO₂/t

RPF
0.066t-CO₂/t

アルファフォルム

RPF
0.084t-CO₂/t

※西部サービスグループのリサイクル燃料をご利用のお客様は、GHG排出量算定時のScope3【カテゴリ1】もしくは【カテゴリ3】の1次データとしてご利用頂けます。

脱炭素社会にむけた
西部サービスグループの目標と方針

西部サービスグループは、再資源化事業を通して環境問題に取り組むことを理念としており、世界共通の課題である気候変動問題に対し、当社の事業を通して取り組んでいく事を使命と感じています。親会社である阪和興業においても、2050年カーボンニュートラルに向け、中期目標として2030年度:国内scope1とscope2を34%削減(2021年度対比)を宣言しており、当社においても阪和興業グループとして、同目標に取り組んでまいります。また自社のGHG排出量削減だけではなく、自社で製造している石炭代替燃料のRPF、フラフ燃料を増産・供給する事により、社会全体のCO₂削減に貢献し、その両輪に取り組むことが大切と考えています。

西部サービスグループの中長期GHG排出量削減目標

西部サービスグループが目指す両輪での脱炭素への取組

自社のGHG排出量削減取組の主なポイント

省エネ
高効率機器の導入、製造工程の効率改善、
低炭素車両の導入等
RPF、フラフ燃料のバランス製造
需要に応じたバランス製造、
省エネ燃料であるフラフ燃料の増産
燃料転換
化石燃料⇒低炭素燃料or電力等
電力の再エネ転換
再エネプランへの切替等

社会のGHG排出量削減の取組取組の主なポイント

RPF、フラフ燃料の増産・供給
石炭代替燃料の製造
高品質な燃料製造
より求められる燃料を製造する事により需要の拡大
CFPへの取組
より低炭素なリサイクル燃料の製造

主な環境負荷の実績

西部サービスグループ全体
項目 単位 2021年度 2022年度 2023年度
CO₂排出量(scope1) kg-CO₂ 1,076,838 1,096,895 1,054,022
CO₂排出量(scope2) kg-CO₂ 2,649,767 2,651,743 2,474,129
一般廃棄物排出量 kg 1,544 1,499 1,341
水使用量 8,604 7,774 5,956
西部サービス株式会社 全社 (神戸工場・大阪工場)
項目 単位 2021年度 2022年度 2023年度
CO₂排出量(scope1) kg-CO₂ 790,838 777,921 730,113
CO₂排出量(scope2) kg-CO₂ 1,649,936 1,291,044 741,098
一般廃棄物排出量 kg 848 809 675
水使用量 3,613 2,339 1,181
※電力の二酸化炭素排出量換算値:0.45㎏-CO₂/kWh
有限会社アルファフォルム (南港工場)
項目 単位 2021年度 2022年度 2023年度
CO₂排出量(scope1) kg-CO₂ 284,852 318,018 323,909
CO₂排出量(scope2) kg-CO₂ 2,184,132 2,545,638 1,733,031
一般廃棄物排出量 kg 696 690 666
水使用量 4,991 5,435 4,775
※電力の二酸化炭素排出量換算値:0.45㎏-CO₂/kWh

ワークライフバランスへの取り組み

WLB(ワークライフバランス)とは仕事にやりがいや充実感を感じ、責任を果たしながら、その一方で子育てや介護、家庭や地域での生活、自己啓発などといった、個々の私生活も充実させるという考え方です。西部サービスは、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業」の認定を取得し、従業員が安心して働ける職場環境を作ることにより、サスティナブルな企業を目指しています。

サスティナブルな
工場を目指して

西部サービスグループでは従業員が安心して働くことができ、また工場をご利用されるお客様にも安心してご利用いただけるサスティナブルな工場を目指しています。

大型トラックシート掛け外し用安全帯・安全ブロック

西部サービスグループの工場内では、大型トラックシートの掛け外し作業を安全に行えるように各工場に「架台式安全ブロック」と「ワイヤーロープ式安全ブロック」を設置しています。

落下センサー付き衝撃吸収ライフジャケット

お客様先などで安全帯の設置がない場所での大型トラックシート掛け外し作業では、万が一の落下事故に備え、落下センサーで反応するエアバック式のライフジャケットを導入しています。

荷物の積み下ろしでシートを外す際など、車輌上部の高所から、万が一の落下事故に備え、エアバック式のライフジャケットを導入しております。弊社スタッフはもちろん、お持ち込みいただいたお客様にもご利用いただいております。

ライフジャケット説明動画はコチラ

火災監視SAVEシステム

産業廃棄物処理事業を行っている西部サービスグループが20年以上火災と戦ってきた経験をもとに、ノウハウを詰め込み作り上げたトータル火災対策システムを導入しています。従業員が安心して働ける工場、そして全てのステークホルダーの方から安心して事業を任せてもらえる持続可能な工場運営を目指しています。また同業他社でも火災で大きな被害にあい、対策に悩まれているところが多くあるため、弊社ではこのシステムを事業化し、幅広く技術提供を行っています。

火災監視SAVEシステムページはコチラ

CSR報告書

西部サービス株式会社/有限会社アルファフォルム

エネルギー使用量における原単位の改善のための取組に関する情報

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